「ドライバーを振るといつも右に曲がる…」「スライスが直らないまま何年も経っている」——そんな悩みを抱えていませんか?
スライスはゴルファーの7割が経験するといわれるほど、最も多いミスショット。しかし、原因を正しく理解して修正すれば、確実に改善できます。
この記事では、スライスの原因とその直し方、そして実際に効果のある練習法を詳しく解説します。
今日から「右曲がり地獄」から脱出しましょう!
この記事で理解できること
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スライスの「根本原因」とその直し方
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インサイドアウト軌道を作る具体的ドリル
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力みを取ってミート率を上げるコツ
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練習とクラブ選びの両面からの改善法
スライスが止まらない主な原因とは?
① フェースが開いたままインパクトしている
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スライスの約80%はこの「フェースの開き」が原因です。
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インパクトでフェースがスクエアにならず、右を向いた状態でボールを打ってしまうため、右回転(スライススピン)がかかります。
👉 対策:インパクト時に“左手の甲が目標方向を向く”ように意識。
② スイング軌道がアウトサイドイン
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スイング軌道が「外から内」に入ると、ボールにスライス回転がかかります。
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ダウンスイングで手が先に出てしまうのが典型例。
👉 対策:「体の回転で振る」意識を持ち、右脇を締めてクラブをインサイドから下ろしましょう。
③ 体の開きが早い
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テイクバックからダウンスイングにかけて、上半身が先に開いてしまうと、クラブが外から入りやすくなります。
👉 対策:左肩を我慢し、腰から先に回すイメージを持つと◎。
④ 力みすぎによる手打ちスイング
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飛ばそうと力を入れると、腕で振ってしまい軌道が乱れます。
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結果、フェースが開いてスライスに。
👉 対策:グリップを“握る”のではなく“支える”意識で。体幹主導のスイングを身につけましょう。
⑤ アドレスの向き・ボール位置が間違っている
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ボールが体の正面より右にあると、自然とフェースが開きます。
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また、左を向いて構えるとアウトサイドインが強調されます。
👉 対策:ボール位置は左かかと線上、スタンスは目標に対して平行を意識。
スライスを修正するための実践ドリル3選
① インサイドアウト感覚ドリル
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練習場で「ボールの右斜め後ろ」にヘッドを通すイメージで打つ。
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最初は軽くハーフスイングでOK。
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自然にインサイドから下ろす動作が身につきます。
② タオル挟みドリル(体と腕の一体感)
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両脇にタオルを挟んで素振り。
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タオルが落ちないように振ると、腕と体が一体になり、スイングプレーンが安定します。
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手打ち防止に効果的。
③ テンポ3拍子ドリル
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「1(テイクバック)・2(トップ)・3(インパクト)」のリズムでスイング。
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力みが抜けて、フェースローテーションが自然に戻ります。
👉 リズム重視のスイングは、再現性が高くスライス撲滅に直結します。
④ 素振り時のチェックポイント
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トップで右ひじが外に逃げていないか
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ダウンでクラブが肩のラインより外に出ていないか
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フォローで左肩が開きすぎていないか
⑤ 効果的な練習ルーチン
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練習場では、7番アイアン → フェアウェイウッド → ドライバーの順に打つと安定感が増します。
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「小→大」の流れで、スイング軌道を自然に矯正できます。
スライス改善のためのマインドセットと継続法
① スライスを「悪」ではなく「情報」として捉える
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スライスは“スイング軌道とフェース角のズレ”を教えてくれる重要なサイン。
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失敗を恐れず、「次はどちらを修正するか」を明確にしましょう。
② 練習前後の動画チェック
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スマホで「正面」と「後方」から撮影し、スイング軌道を可視化。
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アプリ「Golf Swing Analyzer」などを使うと効果的です。
③ 体幹トレーニングで軸を安定させる
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プランク、ロシアンツイストなどでスイング軸の安定性を向上。
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スライス改善には“筋力より体幹の安定”が重要です。
④ クラブフィッティングの見直し
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シャフトが硬すぎる or 軽すぎると、インパクト時にフェースが戻りません。
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特にスイングスピードに合ったフレックスを選ぶことが重要。
⑤ 継続練習のポイント
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1回の練習でスライスを完全に直すのは難しい。
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「週1回でもよいので継続」が、体に正しいスイングを覚えさせます。
まとめ:スライスを直して安定ドライバーへ
スライス改善15のチェックリスト
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フェースをスクエアに戻す意識を持つ
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スイング軌道をインサイドアウトに整える
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ボール位置を左足かかと線上に
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グリップを強く握りすぎない
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上半身の開きを我慢する
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テンポを一定にする
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タオルドリルで体と腕の一体感を作る
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力まずに7割スイングを意識
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インパクト時に左手甲をターゲットへ
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リズム3拍子で素振り
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クラブが体の回転と同調しているか確認
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練習では動画で軌道をチェック
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体幹トレーニングを習慣化
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クラブフィッティングで適正を確認
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継続練習で再現性を高める