「アプローチの距離感が合わない」「オーバーしたりショートしたりする…」
そんな悩みを抱えるゴルファーは多いです。この記事では、距離感が合わない原因と改善のための具体的な練習法を紹介します。再現性の高いアプローチショットを身につけましょう。
アプローチの距離感が合わない原因を理解しよう
① 打ち方を変えすぎている
距離を合わせようとして毎回スイングを変えると、インパクトが安定しません。
対策: スイングの大きさを一定にし、振り幅ごとの距離を「体で覚える」ことが大切です。
② フィニッシュまで振り抜けていない
当てに行く意識が強いと、スイングが途中で止まり、距離がバラつきます。
対策: フィニッシュを取る練習で、リズムとスピードを一定にしましょう。
③ 手首を使いすぎている
手打ちになるとフェース角がバラつき、距離のズレにつながります。
対策: 腕と体の一体感を意識して、肩の回転で打つ練習を行いましょう。
④ ボールの位置とスタンスが毎回違う
アドレス位置が変わると打ち出し角とスピン量がズレ、結果的に距離も変わります。
対策: 体の中央やや右寄りにボールを置くことを一定にしましょう。
⑤ 芝や傾斜の影響を意識していない
ライ(地面の状態)や傾斜を考慮しないと、同じスイングでも距離が合いません。
対策: 練習場だけでなく実際のコースでも「感覚の補正」を意識することが重要です。
距離感をつかむための基本ドリル5選
ドリル①|振り幅ごとのキャリーを測る練習
腰まで・胸まで・肩までなど振り幅を決めて、それぞれのキャリー距離をメモしましょう。
→ 例:腰まで=20ヤード、胸まで=30ヤード、肩まで=40ヤード。
ドリル②|テンポ一定のリズム練習
「1・2・3」でスイングをするなど、リズムを固定して打ちます。テンポを保つことで距離が安定します。
→ テンポを変えず、振り幅だけで距離を調整するのがポイント。
ドリル③|片手打ちでフェースコントロールを覚える
右手だけで打つと、フェースの動きとインパクト感覚がつかめます。
→ 手首を使わず、肩と体で振る感覚を養いましょう。
ドリル④|ターゲットを見て素振り→即ショット
感覚を養う練習として、ターゲットを見ながら素振り→すぐ打つ方法があります。
→ 脳内で「この振りでこの距離」とイメージをリンクさせるのが狙いです。
ドリル⑤|ラウンド前の距離感ウォームアップ
練習グリーンで10・20・30ヤードのキャリーを数球ずつ打ち、距離感を“体に再インストール”。
→ 当日の芝や風の状態に合わせて調整できます。
アプローチ距離感を安定させるコツ
スイングの「速さ」ではなく「大きさ」で距離を調整する
スピードで調整するとブレが出やすくなります。振り幅で距離をコントロールする方が再現性が高いです。
打ち出し角とスピン量を一定にする
フェース角を固定して打つことで、打ち出し角・スピン量が安定し、距離感もそろいます。
グリーンの傾斜を読んでから構える
登りなら強め、下りなら弱め…という感覚を事前にイメージすることが大事です。
クラブごとの距離を把握する
SW・AW・PWなど、クラブによってキャリーとランの比率が変わります。
→ 例:SW=キャリー重視、PW=転がり重視。
練習では「ターゲットに落とす」感覚を意識
ピンではなく「落とし所」を狙うのが距離感を合わせる最大のコツです。
総括:アプローチ距離感が安定するためのチェックリスト15項目
-
同じ振り幅で打てているか
-
リズムが毎回一定か
-
ボール位置が一定か
-
手首を使いすぎていないか
-
フィニッシュをしっかり取っているか
-
打ち出し角を安定させているか
-
使用クラブごとの距離を把握しているか
-
目標を明確にして打っているか
-
落とし所を意識しているか
-
芝の状態を確認しているか
-
練習で距離を記録しているか
-
スイングを「当てに行って」いないか
-
ラウンド前に感覚調整しているか
-
ミス後に原因を振り返っているか
-
練習と本番のスイング差を減らしているか